テキスト
石井友人さん"Sub Anaglyph"をめぐる断想(/断層)
カニエ・ナハ
/ この区域はサブウェイである田園都市線池尻大橋駅の出口である階段を上がって三宿へ向かうすこし勾配のある路はその上空を高速道路が通っていて、なのでここももう一つのサブウェイのようにどこか感じながら...
続きを読む →〈わたし〉を撹乱する――暗黒の風景、「穴」の呼び声
勝俣涼
1 凍結のドキュメント 本企画のパート1がライトモチーフとする「地底」は、ニコライ・スミノフのテキスト・ピース《Chthonopolitics(地下政治学)》(2022)が書き留めているように、死、潜在意識、非理性といったものと関連する比喩形象である...
続きを読む →鏡のなかの地底に埋もれた鏡
椹木 野衣
子供のころ、家の生活用水のうち相当量を井戸から汲んでいた時期があった。その井戸は裏庭の木戸から出たすぐのところにあって、掘られた穴に桶を落として人力で持ち上げるような古いタイプのものではなかったけれども、手汲みのためのポンプ式の持ち手はそれなりに重くて、子供には長時間汲み続けるのはキツかった...
続きを読む →「卵に対する植物の応答」がアートになるとき
大久保美紀
作品《卵に対する植物の応答》(La réponse de la plante à l’oeuf)が、パリを拠点とするアートアソシエーション「ILYAURA( イリオラ)」とパリのアートスペース「The Window」のパートナーシップを記念して発表された。2013年10 月5 日、第10 回ニュイ・ブランシュ・ア・パリの夜である...
続きを読む →イマージュの振り子―非視覚的な再現=表象
森啓輔
像(イマージュ)という言葉は評判が悪い。(註1) M.メルロー=ポンティの生前、最後に出版された論考である「眼と精神」は、1961年に『アール・ドゥ・フランス』誌第1号に掲載された...
続きを読む →ミラーレス・ミラー
石井友人
「わたしの穴 美術の穴」というプロジェクトで、穴というモチーフを発見し突き詰めていった時、私にとっての穴は、身体における眼球やカメラという光学装置といった、現象しているイメージを受像する穴状の空間にあると考えるに至った...
続きを読む →無題
石井友人
発想源となる未成熟なムードが現実や状況から引き離され震えた映像に溶け込む。 周りの色は何処からでもやって来て、ある瞬間、時間や場所、エネルギーを反映し世界を根源的に気分づける...
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