statement

無題

石井友人

発想源となる未成熟なムードが現実や状況から引き離され震えた映像に溶け込む。

周りの色は何処からでもやって来て、ある瞬間、時間や場所、エネルギーを反映し世界を根源的に気分づける。

再現性は感じた瞬間、非力な神経の接続で体と色が結びつき生きた事実を生み出す。だから、イメージ内の解像は感じた色と積み上げられた画像の崩れかかる二重性を帯び、イメージはこの意識のスイッチを行いながら、休みなく変化して生成される。

信号の発想は、イメージは見えるもの〈あるいは表示されたもの〉を単純に前提とは出来ない矛盾した環境から生まれている。信号は視覚の自然な感応に対して開かれた、ある純粋さに向けられている。

生きているリアルさは宇宙吊りにされ、虚空を見つめていると感じる。だから、透明なエディターで開けて自分なりの新しい意志を見出す。

同時的な複雑さ、よく目を開いて世界を見ること。

「ホルベイン・スカラシップ」ステートメント